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資金調達法としての動産担保融資の特徴やしくみを解説します。

比較的迅速に資金調達が可能な動的担保融資。動産の評価が重要視されるので信用情報が必要ないというメリットもありますが、リスクや注意点もあります。本記事ではそんな動的担保融資について詳しく解説します。

動産担保融資

動産担保融資は、企業や個人が所有する動産を担保にして資金を借りる金融サービスです。
担保にした動産の価値をもとに融資額が決定されるため、信用情報に関わらず資金調達できる場合があります。
様々な資金調達の方法があるなかで動産担保融資の需要は決して高くありません。担保評価などの手続きに時間がかかることを覚えておきましょう。

 

不動産担保融資とは別物

動産とは物理的に動かすことができる資産や物品のことです。
担保融資で活用されることが多い動産は、車両・在庫・機械・宝石・骨董品などがあります。

 

不動産は土地や建物など固定された資産のことで、価値が下がりにくいため担保に入れられる不動産があれば、まとまった資金調達が可能です。
不動産担保融資と動産担保融資は担保の種類や評価方法、リスク管理の面で異なるため、別のカテゴリーとして扱われます。

 

扱っている金融機関

動産担保融資を扱っている金融機関は、主に次の通りです。

 

  1. 日本政策金融公庫(JFC)
  2. 商工組合中央金庫
  3. 大手信用金庫・信用組合
  4. 一部の銀行

 

動産担保融資は原則として預入が不要で、動産に対して担保設定契約を結んで融資を行う特性があり、担保を回収する際は法令遵守を徹底しないといけません。
そのため動産担保融資を扱えるのは比較的規模が大きな金融機関に限定され、信販会社や民間の貸金業者では扱っていないケースが多いです。

 

自動車ローンと質入れ

自動車ローンは所有権留保の設定をする場合があり、返済が滞ると事実上の担保にしていた車両が債権者に引き上げられます。
動産を担保設定する手続きを踏むため、法的な解釈として所有権留保を伴う自動車ローンは動産担保融資の一種です。

 

個人などが利用する質入れは、貴金属やブランド品などを一定期間質屋に預入して、期限内に元本と質料を払えば質入れした商品が返還され、支払いがなければ商品が質屋の所有物になります。
動産と資金の流れから質入れを動産担保融資の一種とみなすこともできますが、法的な解釈で質入れを説明すると質屋営業法に基づく特殊な取引です。

 

つまり、法的な解釈では自動車ローンは動産担保融資の一種。質入れは質屋営業法に基づく商取引に分類されます。
実際のところは事業資金調達などを目的に所有している動産を担保に入れて融資を受けるのが一般的で、購入時に所有権留保を設定する自動車ローンは動産担保融資ではない捉え方をする事業者や金融機関が多いです。

 

 

なお、動産担保融資の原則は信用情報に関係なく商品の価値に基づいて融資が実行されます。
自動車ローンについては申込者の信用情報を元に審査をするため、所有権留保ありの条件でも審査で落とされる場合があります。

 

預入は必要?

動産担保融資は一般的に担保へ入れる動産を預入しませんが、例外もあります。
一定規模以上の会社が銀行から商品在庫などを担保にまとまった資金調達をする場合、担保物件を一時的に金融機関の指定する場所へ預けて管理・保全が行われる場合があります。
預入を伴う動産担保融資は手間とコストがかかるため、所有権留置や担保権の設定、書面による動産担保設定の契約だけで済む場合が多いです。
預入を求められる例外があることを理解し、事前に金融機関としっかり打ち合わせをするようにしてください。

 

 

まとめ

動産担保融資の特徴は、比較的迅速に資金調達できることです。
担保となる動産の評価が重視されるため、信用スコアに不安がある場合でも融資を受けられる場合があります。
また、融資額は担保の価値に応じて決まるため、必要な資金を確保しやすいのも魅力です。

 

信用情報に不安でも借入できる可能性があり、銀行の融資を通過させる場合に比べれば迅速に資金調達できますが、新規かつ動産の種類によっては手続きに時間がかかります。
規模が大きな金融機関でしか扱っていないため、動産の評価額が少ないと断られる場合もあるので注意してください。
担保の差し押さえリスクがあるため、適切な評価と返済計画を立てて、安全に利用することが大切です。